『ナウシカ』『FF7』のコスプレ再現度で話題、歴16年・美女レイヤーが語る衣装作りへの想い
コスプレ歴16年のいしこさんは、『聖闘士星矢』の同人イベントへの参加をキッカケに衣装制作を始め、現在までにコスプレしたキャラクターは50人以上。作品の世界観に寄り添った布選びや塗装など、細部にまでこだわっている。これまでの経験で培った制作技術で作品への愛を表現し続ける彼女に、コスプレの魅力と創作への想いを訊いてみた。(前後編の後編)>>前編は下の関連記事からご覧ください。 【写真】再現度が話題、いしこさん『FF7』コスプレショット&私服撮り下ろし【17点】 ――コスプレを始めたキッカケを教えて下さい。 いしこさん 大好きだった『聖闘士星矢』の同人誌即売会に妹と初めて行った時がキッカケですね。「クロス」と呼ばれる鎧を自作しているコスプレイヤーさんたちを見て、感動したんです。その後、アパレルの仕事をしていた時に友人に誘われてコスプレイベントに参加したことで、この世界に興味を持ちました。 その後、タレントの中川翔子さんのプロモーションビデオのエキストラ撮影に友人の紹介で参加する機会があったんです。ライブシーンでは好きな格好で参加できたので、友人は『ゲゲゲの鬼太郎』の鬼太郎、私は猫娘の仮装をしたこともキッカケかもしれないですね。 ――どのぐらいの数のコスプレをしてきましたか? いしこさん 衣装違いもあるのですが、多分50キャラはいっているかなと思います。 ――すごいですね!衣装を自作しているそうですが、そもそもなぜ作ろうと思ったのでしょうか。 いしこさん コスプレを始めた当時は製品が少なく、あっても自分の体型に合うサイズがなかったんです。それに品質に納得がいかないことも多々あったので、それなら自分で作った方がいいと思いました。 ――衣装にはこだわっているんですね! いしこさん 例えば、ユフィちゃんで言えば、布選びでも、その世界観に合うものを選びます。すごく明るい緑のニットだと、『FF7』のちょっとくすんだイメージに合わないので、色の選択を慎重に行い、味やトーンバランスも気をつけて作っていますね。 ――武器などの造形物もご自身で? いしこさん ユフィちゃんの手裏剣でいえば、クリアファイルなどの100均の素材を活用し、金属調に見えるスプレーなどで工夫しています。見た目は重厚でも中身は軽い素材を使っており、持ち運びやすさも重視しました。 ――どこで学ぶんですか。 いしこさん 塗装は主に独学で、挑戦しながら技術を身につけてきました。 ――16年に渡ってコスプレ活動しているわけですが、印象に残っている出来事はありますか? いしこさん ジャンプ系のテレビ番組に『銀魂』の神楽のコスプレで出演させていただいたことですね!ずっと観ていた番組だったので夢が叶ったような嬉しい経験でした。