井上尚弥、6月6日に米ニューヨークで全米ボクシング記者協会年間賞授賞式へ出席予定 大谷翔平と再会する可能性も
プロボクシングの4団体世界スーパーバンタム級統一王者の井上尚弥(31)=大橋=が、6月6日(日本時間7日)に米ニューヨークで開催される全米ボクシング記者協会(BWAA)恒例の年間賞授賞式を兼ねた晩餐(ばんさん)会へ出席する予定であることが10日、分かった。BWAAのジョセフ・サントリキート会長が明かした。井上は2023年の年間最優秀選手賞(シュガー・レイ・ロビンソン賞)を日本選手で初めて受賞した。 井上は1月19日にサントリキート会長から連絡を受け、1938年から発表されている同賞を受賞したことを知った。その際にサントリキート会長から晩餐会へ招待された。同29日に東京都内で取材に応じた際には「スケジュールが合えば行く」と出席に前向きな姿勢を示していた。 サンケイスポーツの取材に大橋ジムの大橋秀行会長(59)は「まだ何とも言えない」と明言を避けたが、サントリキート会長は「井上はアワードディナーに出席する予定だ」と述べた。シュガー・レイ・ロビンソン賞受賞者は例年、投票した記者らの前でスピーチを行うが、井上は1月の時点では「英語でとは考えていないですね。日本語でやります」と話していた。大橋会長は「スピーチするとも聞いていない」とした。 また、米スポーツ専門局ESPNの元記者で、著名なボクシング記者のスティーブ・キム氏(米国)は自身のX(旧ツイッター)で、井上と契約する米興行大手トップランクのカール・モレッティ副社長の話として「井上尚弥はトップランクとともにボクシング・ライターズ・ディナーのためにニューヨークを訪れる。そして、6月7日のヤンキースvsドジャースに行くそうです」とポスト。井上と米大リーグ・ドジャースの大谷翔平投手(29)が再会する可能性が高まった。 井上と大谷が公の場で対面すれば、2018年12月の日本プロスポーツ大賞授賞式で初対面して以来2度目。大谷は日本ハム時代、約1年間、井上と同じホリプロとマネジメント契約をしており、マネジャーも一緒だったためプライベートでも親交があるという。〝モンスター〟はニューヨーク初上陸。ボクシング界と野球界のスーパースターの、ヤンキー・スタジアムでの〝共演〟が期待される。