【速報】自民「過激ショー」問題「多様性の問題提起がしたかった」企画した議員が離党届提出 口移しでチップ お尻を触る参加者も
自民党の若手議員らが参加した会合で、女性ダンサーを招いていた問題で、会合の企画運営を行った川畑哲哉和歌山県議が離党届を提出したことを明らかにしました。ダンサーを招いた理由ついては「ダイバーシティー、多様性の問題提起」という側面を強調しました。
■紙幣のようなものを口移し ダンサーの尻触る
去年11月、和歌山市内で行われた自民党の「青年局近畿ブロック会議」には、党本部青年局の国会議員や近畿の地方議員など、およそ50人が参加しました。 参加者によると、会議の後の懇親会には5人の女性ダンサーが招かれ、露出の多い衣装で踊り、参加者にボディータッチをするなどしていたことがわかりました。 紙幣のようなものをダンサーに口移しで渡したり、ダンサーの尻を触ったりする参加者もいたということです。
近畿ブロック会議は毎年、府県の持ち回りで開催され、今年度は、和歌山県連が運営を担当していました。 費用は、党本部や和歌山県連の予算から支出されていたということです。
■企画した県議が離党届提出「多様性、ダイバーシティの問題提起としてメッセージ性の強い要素の中から今回のダンサーを選択した」
会合の企画・運営を行った川畑哲哉和歌山県議は、離党届を提出。 3月11日正午すぎ、川畑県議は、記者団に対し「深く反省しています」と謝罪した上で、今回の近畿ブロック会議のテーマは「多様性、ダイバーシティー」だったとし、「いろんな生き方、いろんな仕事、まだまだ政治の世界からも目の届いていないような箇所があるのではないかという問題提起をさせていただく。問題提起として、メッセージ性の強い要素の中から、最終的に今回のダンサーを選択し、私から提案した」とダンサーを招いた経緯を説明しました。 ダンスのジャンルについては「ゴーゴーダンス」だったということで、チップを渡す行為については、「口移しまでは、想定できていませんでしたけども、パフォーマーに対し、花束ないし、チップないしを渡すことは想定していました」と語り、ダンサーを招く段階でチップを渡す行為が起こりうることを認識していたとする考えを示しました。
■ボディタッチは「記憶にない」
また、参加者がダンサーに紙幣を口移しで渡していたかについては「一部(記憶が)あります、最初から最後まで、見ていたわけではありませんが、ハッと振り返ったときにそういうシーンになっていたというのを見た記憶はあります」と話しました。またボディタッチについては「記憶にない」としました。 加えて、そうした行為を見た際に「私の想定を超えた不適切な状況になっているという風に認識を致しました」と語り、現場で不適切だと認識していたことを明らかにしました。
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