ABC三代澤康司アナが草野球で実況の特訓? その理由とは
植草貞夫アナから実況の極意学ぶ
そして、かつて同局の高校野球中継などで「青い空、白い雲」「荒木大輔、鼻つまむ!」「甲子園は清原のためにあるのか~など数々の名言を残した植草貞夫アナを番組ゲストに迎え実況の極意を学んだ。 植草アナに「あの言葉は、考えてはったんですか?」と質問すると、「あの時、パッとでましたね。高校野球はね、興奮調で実況するのが大切なんです!聴いてる人も興奮したいですから」というアドバイスをもらうことができた。
草野球のネット裏で伊藤史隆アナ指導のもと実況
6月初めの日曜日の午後、実際に野球の現場での実況経験を積むため、スタッフの家族が所属する草野球チームに協力を依頼し、先の大阪城公園での実況練習に至ったわけだ。 しかし、ただの実況練習ではない。三代澤アナの隣には、同局プロ野球・高校野球中継の実況などでおなじみの伊藤史隆アナが座っていた。 「三代澤さんに雇われてきました」と語るが伊藤アナは1985年入社の同局ゼネラルアナウンサー。大阪の公演で行われている草野球のネット裏で、折りたたみ机とイスを広げ、2人のベテランアナウンサーが実況するという光景は、なんともいえないものだった。 だが、伊藤アナは「僕らも新人時代なんかは、近所の公園の草野球の試合を観に行って、実況の練習をさせてもらってましたよ」と振り返る。まさにいま、ベテランの三代澤アナも、入社34年目にしてその経験を積んでいるわけだ。
練習の集大成はプロ野球独立リーグの実況に挑戦
そして、こうした練習の集大成として、今月15日には兵庫県三田市で行われたBASEBALL FIRST LEAGUE「兵庫ブルーサンダーズ」の協力を得て、対06BULLSとの試合で本格的な実況に挑戦する機会を得た。 元阪神タイガース投手の解説者、湯舟敏郎さんも同席し、これまで先輩・後輩アナに学んだ実況の術を球場のファンや番組の告知で駆けつけた多くのリスナーの前で披露。湯舟さんから「最初から全力で走ってる感じですね」と飛ばしていることを指摘されるも、三代澤アナは「それだけアドレナリンが出まくっていた」と約3時間にわたり夢中でしゃべり続けた。