友人の父親が新車で購入したハコスカGT‐R【1】貴重なスポーツオプションを使って仕上げた唯一無二のGT-R
これまで、3台の1971年式スカイラインHT 2000 GT-Rを乗り継いできたオーナー。 現在のスカイラインブラウンのGT-Rは、友人の父親が新車で購入し、ワンオーナーで維持していたもので、スポーツオプションなどの貴重なパーツを使って仕上げた唯一無二のGT-Rだ。 >> 【画像22枚】純正のスタイルを崩さない程度に車高を落としたりフェンダーのワイド化も実施 【 ONE&ONLY|1971年式 日産スカイライン ハードトップ 2000 GT-R】 純正然としていながら、レース用オプションパーツを随所に取り入れた1971年式スカイラインHT2000GT‐R。希少なスカイラインブラウンのボディは美しい輝きを放つ。 オーナーのMさんとGT‐Rの出合いは、約40年前。友人の父親が新車で購入したハコスカGT‐Rは、クルマ雑誌で見ていたあこがれの存在。それが近所を走り回っていたのだから衝撃的だった。 「バイクみたいな吸気音が感動的でした。クルマを見せてもらうために、よく自宅まで押しかけました。その頃からものすごく大切にしていて、ボディに毛布をかけてガレージに保管していたのを覚えています」と振り返る。 このクルマを見たのをきっかけに、ハコスカGT‐Rに魅了されたMさん。それからまもなく中古車のハコスカGT‐Rを入手した。20代中盤の彼にとっては決して安くはなかったが、若さゆえの英断だった。 「かなり気に入っていましたね。当時は仕事が終わってから、頻繁に箱根に走りに行ってました。メカメカしいというか、クルマに乗っている感覚が味わえるのがたまりませんでした」 しかし、蜜月は思ったより長くは続かず、4年後の結婚を機にGT‐Rを手放した。家族を優先し、クルマ道楽からしばらく遠ざかることにしたのだ。だが、Mさんの胸中には常にハコスカGT‐Rへの思いがくすぶっていた。 初出:ノスタルジックヒーロー 2020年月号 vol.198 (記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)
Nosweb 編集部
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