相手の本音を教えてもらうために、試してほしい3つの質問テクニック
安心して答えられる環境を整えること
適切な質問を相手に投げかけることは大事ですが、同じくらい重要なのは、聞かれる側が安心して正直に答えられる環境を整えることです。 これを行なうには、ハードルを下げて、相手が緊張することなく、本当のことを言いたくなるようにすることが大切です。 たとえば、もしあなたがCEOなら、相手を自分の部屋に呼びつけて、デスクを挟んでその人と対峙するようなまねはしてはいけません。これでは相手が緊張しないはずがありません。 こちらから相手のほうに出向きますしょう。 たとえば、一緒にランチを食べたり、一緒に車に乗ったり、散歩に出かけたり…。相手が一番快適に感じられるところに行くのです」 そして、なぜ自分が質問をするのかを明らかにします。あなたがどういうつもりなのか、相手が推測する必要がないようにです。 また、自分は立ち直りが早く、相手から本当のことを聞かされても、それに耐えられる力があるという雰囲気を相手に伝えます。 大切なのは、あなたが防衛的になったり、相手に当たり散らしたりすることはないことを明確にすることだ、とWetzler氏は言います。 たとえば、「もし私が君なら、きっと強いフラストレーションを感じていると思う。もしそうなら、遠慮せずにそう言ってほしい」などと伝えて、安心感を生み出しましょう。
質問力は練習によって上達するもの
「質問すること」は、ほかのあらゆるスキルと同じです。上手くなるには練習するしかありませんが、それに値するメリットがあります。 まずは、誰もが自然にできているわけではないということを認識するところからはじめましょう。 Wetzler氏がすすめる方法は、会話を録音し、文字起こしをして、その内容を確認することです。そして、自分がした質問の数と、自分がした発言の数を比較します。 たいていはその結果にショックを受けます。多くの場合、自分がまったく質問していないことに驚きます。質問していたとしても、どちらかというと、攻撃型の質問です。 それが終わったら次は、質の高い質問を行なうための各種テクニックを試すことに意識的に取り組みましょう。 練習を積み重ねていくうちに、何に効果があり、何に効果がないのかがわかってきます。 そしてやがては、意識しなくても自然にできるようになります。「この会話で、自分は格好よく見えているのか?」といった考えを脇へ押しやって、「この人から自分は何を学べるのか?」という意図に重点を置くようになるのです。 Source: Amazon Originally published by Fast Company [原文] Copyright © 2024 Mansueto Ventures LLC.
ガリレオ