大谷翔平2025年投打タイトル獲得の「本命・対抗・大穴」…元メジャーリーガー岡島秀樹氏が大胆予想
投手として復帰し、投打二刀流でのプレーが見込まれる大谷翔平(ドジャース)の2025年。 【写真】球宴レッドカーペットに大谷翔平の妻・真美子夫人が「胸元パックリ」ドレスで登場 24年は打者専念で159試合に出場し、前人未到の「50-50」を達成。54本塁打、130打点でリーグ2冠となり、打率.310は4厘差の2位につけ、三冠王にあと一歩のところまで迫った。59盗塁もマークし、文句なしのナ・リーグMVP。 25年は投手部門も加えていくつのタイトルを獲得するのか。かつてレッドソックスなどでプレーした元投手の岡島秀樹氏が、徹底予想した。
【投手編】ワールドシリーズMVP
25年はドジャースに移籍して初めて投打二刀流でプレーし、しかも3月にはカブスとの日本開幕シリーズが行われます。本人は「なるべく早い復帰に焦点を当てたいし、最短を目指していきたい」と開幕戦での二刀流復帰に意欲を見せていますが、首脳陣は無理をさせないでしょう。 大谷はエンゼルス時代の23年9月に右肘靱帯修復手術、先のワールドシリーズ(WS)終了後には脱臼した左肩にメスを入れました。 経過は順調だと聞いていますが、25年に関して言えば、投手としてのフル稼働は現実的ではありません。 チームの方針として、イニング、球数を制限して、シーズントータルでも規定投球回(162)には達しないはずです。そうなると、サイ・ヤング賞などのタイトル取りは厳しくなりますが、WS連覇を目指す上で当然、「投手大谷」のパフォーマンスは欠かせない。レギュラーシーズンのイニング数はある程度抑えて、ポストシーズン(PS)での登板を見据えて調整するとみています。 大谷としては、開幕後は投打の二刀流としてフル稼働したいと考えているはずです。一方で、24年は渡米後初めてPSを経験、PSでのピーキングの重要性を理解していることでしょう。投手としてはシーズンを追うごとに調子を上げ、PSではリリーフ登板もあると思います。WS第5戦で先発右腕のウォーカー・ビューラーがクローザーとして起用されたように、大谷も試合終盤を任される可能性もあります。 チームが2年連続でWS進出を果たせば、打って投げて走って八面六臂の活躍で、WSのMVPに選出されると予想します。