広島・床田寛樹 無死一、二塁から山田選手に対して低めに集める持ち味を生かした投球を見せたが……。まさかのミスで暗転【荒木大輔のPitching Analysis】
味方のミスもあり初回に6失点を喫し、チームの連敗をストップさせることができなかった床田[写真=川口洋邦]
思わぬ結果となってしまいました。8月10日のヤクルト戦(神宮)。広島の先発マウンドに上がったのは、それまでリーグ2位の9勝を挙げ、同1位の防御率1.70をマークしていた床田寛樹投手でした。2017年、中部学院大からドラフト3位で入団した左腕。球を低めに集め、打たせて取るピッチングが持ち味です。 初回、先頭の塩見泰隆選手にフルカウントから真ん中低めのツーシームを左前に運ばれます。続く内山壮真にはカウント0-1から三塁前にセーフティーバントを決められました。この打席、内山選手は初球の直球に対してバントする仕草をまったく見せませんでした。これで広島バッテリー、内野陣の警戒が薄れたように思います。虚を突かれた格好になり・・・
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週刊ベースボール