（ブルームバーグ）： 台風７号（アンピル）は17日にかけて、暴風域を伴って、非常に強い勢力で関東甲信地方や東北地方に接近する見込み。交通機関の運行や商業施設の運営などに大きな影響が現れている。

台風７号の呼称「アンピル」とは？　命名の背景にアジア共通のルール

東京メトロ、きょう中の再開見込む（午後5時50分現在）

東京メトロは、計画運休からの運転再開について、風が弱まり安全運行に支障のないことが確認できた後、きょう中を見込むと発表した。台風の接近で午前10時半頃から、東陽町駅～西船橋駅間で運転を見合わせていた。

一方、東海道新幹線は東京駅～名古屋駅間の16日の運転を終日取りやめ。17日については、始発から大幅な遅れや一部列車の運休、急きょの運転見合わせなどが発生する可能性があるとしている。

停電が発生（午後４時49分時点）

台風７号との関連は示されていないが、東京電力パワーグリッドは千葉県などで約4020軒が停電していると発表した。

気象庁の発表（午後４時47分時点）

気象庁の発表によると、台風７号は17日明け方にかけて、暴風域を伴って非常に強い勢力で関東甲信地方や東北地方に接近する見込み。関東甲信では16日夜、東北では16日夜から17日午前中にかけて線状降水帯が発生し、災害発生の危険度が急激に高まる可能性がある。

午後４時時点では台風７号は、銚子市の南南東にあり、１時間におよそ15キロの速さで北北東へ進んでいる。低いほど台風の勢力が強いことを示す中心気圧は950ヘクトパスカルで、最大瞬間風速は60メートル。

東北新幹線など17日は通常運転予定（午後４時30分時点）

ＪＲ東日本は東北・北陸・上越などの新幹線を17日は始発から通常運転の見通しだと発表した。

海上輸送にも影響（午後３時時点）

海上保安庁が東京湾からの避難勧告を出したことを受けて、ＪＥＲＡは船から燃料などを運び出す作業を取りやめていると明らかにした。