西武池袋駅 61億円かけリニューアル。2016年3月完成
西武鉄道(本社・埼玉県所沢市)は11日、同鉄道で最大の乗降客数を誇る池袋駅(東京都豊島区)のリニューアル詳細を発表した。総事業費61億円を投じ、太陽をモチーフに自然と都市の調和を表現すべく、駅の内外装を一新する。完成は2016年3月の予定。 リニューアル工事を実施するのは、1階改札内外全体と、地下改札内外全体。改修面積は、1階2474平方メートル、地下1階2700平方メートルの合計5174平方メートル。お客さまサービス・機能性を向上させつつ、商業施設の充実を図る。工事期間は、2014年5月~2016年3月の予定。
1階東口エントランスは、曲線と柔らかい照明を採用。シンプルで力強いデザインとした。コンコースの照明は、時間帯によって雰囲気を変えられる調光システムを導入。改札付近では、「太陽」をモチーフに、内照式照明を採用。また、一部の天井では、金属パネルと照明の組み合わせで、太陽の木漏れ日を表現する。地下1階は、ランダム照明により、木々の下にいるような空間を演出する。このほか、授乳室の新設や、トイレの全面改装も行う。 また、駅リニューアルを機に、ホームには転落事故を防止するためのホームドアの設置も進める。2017年度に完成する予定。 なお、池袋エリアでは、同社が保有する池袋旧本社ビル建替え計画もあるという。今回の駅リニューアルと合わせ、同社では今後、池袋エリアの活性化を図りたい考え。