新入社員退職も増加傾向…“2週間で800人以上の依頼”「退職代行」サービスに届く声とは? ミスマッチを作らないためには…
依頼を受けると担当者が―― 退職代行「モームリ」 担当者 「『依頼者さま』の退職の件でご連絡をさせていただいたんですけども、退職希望の旨と今後、出勤できない旨。こちらをご本人さまに代わりご連絡をさせていただきました」 新年度に入ってまだ2週間あまり。すでに800人以上の依頼を受けていて、そのうち129人が4月から新社会人となった新入社員だということです。 新入社員 「土曜が休日とウソをつかれた。社会人デビューである自分は非常にショックを受けた」 新入社員 「精神的にきつい状況が続き、眠れない日々が続いた」
新人の退職は、この2年間と比較しても増えているといいます。 アルバトロス 谷本慎二代表取締役 「新入社員の方でいうと、入社前に聞いていた話と入社後の実際の勤務体系が違った。正社員の雇用で入社された方で実際に勤務すると派遣社員だったと」 専門家は、新入社員とのミスマッチを作らないために、企業側が努力をする必要があると話しています。 一橋ビジネススクール 小野浩教授 「終身雇用を求めている人も少なくなってきている。みなさんのライフタイムも多様化しているから、それに合わせた組織作りが必要になってくる。今までは人が組織に適応するのが当たり前だった」 「だけど、今度は組織として多様化している人材にどうやって合わせていくかっていうふうに考えないといけないと思います」 一方、こうした退職代行サービスについて街の人は… 会社員(26) 「時代変わったなと」 会社員(29) 「『辞める』って言うんだったら、お世話になった人もいるし自分で『お世話になりました』と言うべきなのでは」 転職の経験あり 会社員(29) 「でも、会社によっては言いづらい雰囲気があったりするんじゃ? (退職の)引き留めが強くて」 (4月18日放送『news zero』より)