但馬屋珈琲店、有機レギュラーコーヒー市場に参入 専門店ブランドと高価格帯を兼ね備えた「唯一無二の商品」
但馬屋珈琲店を運営するイナバ商事は有機レギュラーコーヒー市場に参入する。 2017年頃からオーガニック・自然食品専門スーパーの店舗数が増加していることに加え、有機食品の取り扱いが増えていることが参入の背景。 同社は4月21日、施設として「但馬屋珈琲店 東京立飛焙煎所」(東京都立川市)と本社(東京都新宿区)で有機JAS認証を取得し9月1日に「但馬屋珈琲店 ドリップバッグコーヒー オーガニック&フェア トレード」を新発売する。 同商品は、メキシコで有機栽培されたコーヒー生豆をダイレクトフェアトレードプログラムによって仕入れ東京立飛焙煎所の直火(ちょっか)式焙煎機で深煎りに焙煎。「ビターチョコレートのような甘みとほろ苦さ、ローストナッツのような香りが特徴のコーヒー」(イナバ商事)に仕立てた。 1袋12g入り。本体価格は186円。 「有機JAS認証・専門店ブランド・高価格帯のすべてを満たす唯一無二の商品」と胸を張る。 有機レギュラーコーヒーは、有機JAS認証を取得したコーヒー生豆の生産者から原料を仕入れ、有機JAS認証を取得し適切に保管・管理された焙煎工場で焙煎を行うことで有機JASマークを表示することが可能となる。 生産者、加工者など工程に係るすべての者が認証を取得し、認証のルールに則って生産・管理する必要がある。 イナバ商事は、特定非営利活動法人パルシックから有機JAS認証&フェア トレードのコーヒー生豆を仕入れて、コーヒー豆の粉砕とパッキングを外部委託。製造者表記が委託先になるため、委託先が保有している有機JASマークを印字している。