FAキム・ハソンのヤンキース入り急浮上 韓国メディア「健康であれば十分大型契約を結べる」
パドレスからFAとなっているキム・ハソン内野手(金河成=29)の移籍先にヤンキースが急浮上している。米メディア「エンパイアスポーツメディア」は24日(日本時間25日)、「ヤンキースが二塁手問題を解決するためFA内野手のキム・ハソンを迎え入れる可能性がある」と報道。ヤンキースは二塁手のグレイバー·トーレスの守備が問題視されており、守備補強を望むヤンキースが2023年にユーティリティ部門でゴールドグラブを受賞したキム・ハソンに関心を示してもおかしくないというのだ。 同メディアによると、キム・ハソンは23年にパドレスで269回のアウトを奪うことに貢献し、その内57回の併殺打を演出。二塁手として犯した失策はわずか4つで、守備率9割9分1厘をマークし、トーレスとの守備力の差は歴然という。 その上でヤンキースがキム・ハソンを迎え入れれば、一気にセンターラインを強化できると主張。ただ、打力に関してはここ3シーズンでトーレスは64本塁打、打率2割6分5厘を記録したが、キム・ハソンは39本塁打、打率2割4分2厘と下回る。 それでも同メディアは「キム・ハソンは(大リーグに進出した当時は)4年総額2800万ドル規模の契約だったが、来季からは単年で8桁(1000万ドル)の年俸を要求しても賢明な投資になるだろう」と伝えた。 韓国メディア「SPOTVニュース」も「暗黒帝国のレーダーにかかった? キム・ハソンはピンストライプのユニホームを着るか」と見出しをつけて報道。キム・ハソンに対し、タイガース、マリナーズだけでなく、最近はドジャースまで米メディアに報じられていると指摘。「まだ契約の便りは伝えられていないが、MLBがキム・ハソンに対して着実に関心を示しているムードがある。それだけキム・ハソンは十分、魅力的な資質を持つ。特に守備はすでにMLB最高水準という評価を受けている。攻撃力も悪くない。2022年から3年連続で2桁本塁打を放っている。盗塁も22年は12個、23年は38個、24年は22個をマーク。今季終盤にスライディングをして肩を痛めて試合出場が不可能となったため、今オフに手術を受けた。最近、国内でリハビリを行っている。健康であればキム・ハソンも十分、大型契約を結ぶことができる」と太鼓判を押す。 続けて「SPOTVニュース」は、「ヤンキースはフアン・ソトの契約に向け7億ドル以上を提示したが、メッツに奪われ、潤沢な資金があふれている。ソトを逃した代わりにヤンキースはコディ・ベリンジャー外野手、ポール・ゴールドシュミット内野手などを獲得して打線強化に着手したが、それでもなお駒不足を感じる。ヤンキースは果たしてキム・ハソンも獲得して守備問題をクリアできるか」と結んでいる。
東スポWEB