【独占】前作『インサイド・ヘッド』で“大人の感情”が登場しなかった理由とは 映画『インサイド・ヘッド2』
『トイ・ストーリー』『モンスターズ・インク』『リメンバー・ミー』など、数々の心温まる感動の物語を贈り届けてきたディズニー&ピクサーの最新作、映画『インサイド・ヘッド2』。この度、本作への“ちょっとした”疑問にケルシー・マン監督が答えてくれた。 前作『インサイド・ヘッド』はどんな人の中にも広がる“感情たち”の世界を舞台に描き、アカデミー賞長編アニメーション賞を受賞した。そんな感動作の続編となる本作では、新たに“大人の感情”シンパイ、イイナー、ダリィ、ハズカシが登場する。 斬新な設定と世界観で世界中を夢中にさせた前作では、明るくて優しい頑張り屋さんの主人公の少女・ライリーの頭の中だけでなく、大人であるライリーの両親や友達、エンドロールでは犬や猫の頭の中などもユーモアたっぷりに描かれた。ここでひとつの疑問が頭に浮かぶ。前作ではどの人の頭の中にもヨロコビ、カナシミ、イカリ、ムカムカ、ビビリの5つの感情しかいなかったが、本作では大人になっていくライリーの中に新たな“大人の感情”が登場するのは、どういったことなのか。 このことについてケルシー・マン監督は「それは確かに難しいところでした。新しい感情が登場することは最初から決めていましたが、それを『インサイド・ヘッド』に自然につなげなければなりませんし、非常に大事なことです。その解決法を僕たちは見つけることができました。大人だって恥ずかしいという感情を持っていますし、ティーンほどには強くないかもしれなくても確かにあります。もちろん、大人である僕の中にもその感情はあります。それがどこに行ったのかは、映画の中でちゃんと説明されます」と明かした。 さらに、1作目とつながる描写はそれだけではないという。ヨロコビたちのいる司令部の後ろに設置されている、ライリーの“信念の泉”に繋がるエレベーターについて監督は「『インサイド・ヘッド』でもこのエレベーターが背景として描かれてはいますが、まだそれが必要な年齢ではなかったので、それが何なのかその時はわからなかったんです。このように1作目とつなげるのはすごく楽しかったです」と語る。ライリーが大人になっていく中で広がり続ける“感情たち”の世界。新たに現れた“大人の感情”たちはライリーの幸せを願うがあまりヨロコビたちを司令部から追放してしまい、ライリーは自分らしさを失ってしまう。前作から少し“大人”になったライリーの物語に期待が高まる。 映画『インサイド・ヘッド2』は、2024年8月1日(木)より全国劇場公開。
otocoto編集部