【ゴールデン・グラブ賞】ソフトバンク山川穂高「取りなさい」王会長との約束果たす初受賞「無縁だと」
ソフトバンク山川穂高内野手(32)が、王貞治球団会長(84)と交わした約束を果たした。 【イラスト】ゴールデングラブ賞・受賞者一覧 プロ11年目で自身初のゴールデングラブ賞を受賞。実は王球団会長と初めて食事へ出かけた際に「君はゴールデングラブを取りなさい」とハッパをかけられていた。現役時代、一塁手として9度の同賞受賞(当時はダイヤモンドグラブ賞)という名手だった大先輩からの“GG賞獲得指令”を受け、今季は一塁で98試合に先発出場し、守備率9割9分4厘をマーク。得票数は176票とぶっちぎりの選出だった。「会長から言っていただいたことを強く思っていた。こういう結果になって本当にうれしいですし、自分には一番無縁だと思っていた賞だった」と振り返った。 パ王者のホークスからは山川を含め、12球団最多となる5選手が選ばれた。「ずっと出ないと取れないです。そこがやっぱり一番かなと。ケガすることなく、そのポジションで出続けることに価値があると思います」と胸を張った。今季は34本塁打、99打点で2冠を獲得した主砲が、守備で新たな勲章を手にした。