アメリカ金融大手3社決算 トップが語る米経済&利下げ行方は?
ウェルズファーゴは、1年前からわずかに増収減益となりました。 貸出金利と預金金利の差である利ざやの低下が響き、純金利収入はおよそ119億ドルと、9%減少し、市場予想も下回りました。2024年通期でも、純金利収入は1年前から7~9%減少するとの見通しを示しています。 高金利下で、より高い利回りを求める顧客の獲得競争も激化している中、預金コストも1年前から0.71ポイント上昇しました。 信用コストはおよそ12億ドルで、1年前から28%近く減少しました。 一方、投資銀行部門の収益は4億3000万ドルで、38%増加しています。 シャーフCEOは「手数料収入の伸びが、純金利収入の減少を相殺した」とコメントしています。 ウェルズファーゴ 4-6月期決算(前年比) 総収入:206億8900万ドル(↑0.8%) 純利益:49億1000万ドル(↓0.6%) 1株利益:1ドル33セント(予想上回る) 12日のニューヨーク株式市場で、3社の株価はそろって下落し、JPモルガン・チェースは1.2%、シティグループは1.8%、ウェルズファーゴは6%、それぞれ下落しました。