シニア世代の3人に1人が入浴に不安や困難を実感<健康と入浴に関する調査結果>を調査
日々の入浴は身体の清潔さを保つだけでなく、精神的な癒しにも効果的な大切なもの。しかし歳を重ねると、転倒やヒートショックなどのリスクが高まっていくのも確かだ。シニアを対象とした健康と入浴に関する調査では、3人に1人が入浴に困難を感じているという結果に。シニアや介護者が抱える入浴への不安についてレポートしていく。 【画像】図表と共に健康×入浴×介護に関する実態レポートを見る
健康×入浴×介護に関する実態レポート
健康な生活に欠かせないお風呂 心身の疲れを癒してくれる日々のお風呂。しかし浴室は、濡れて滑りやすかったり、脱衣所との温度差でヒートショックを引き起こしたりと、何かと危険を孕んでいるものが多い。歳を重ねて来ると、ひとりで入浴する時に不安を感じるようになったという人もいるのではないだろうか。 浴室事業を始めとする住宅建材・設備メーカーのLIXILは、国内最大級のシニア向けコミュニティサービス『趣味人倶楽部』を運営するオースタンスと共に、45才以上のシニアを対象とした入浴、健康、介護における意識・動向調査を実施。結果をもとに、シニア、またその介護者が、入浴の際にどのような不安を抱えているのかをレポートする。
健康のために「食事」「運動」「趣味」「入浴」を実践
続いて健康のために実践していることを尋ねたところ、最も多かったのが「食事に気をつかう(67.9%)」「日常生活での運動(66.3%)」で、次いで「趣味の活動をする(57.6%)」「毎日お風呂に入る(55.3%)」が半数以上を占める結果となった。自分の好きなことを楽しみながら、心身共に健康な生活を送りたいシニアが多いことが窺える。
シニア世代の9割以上がお風呂好き
入浴(お風呂)は好きかという質問に対しては、「好き(53.3%)」「どちらかというと好き(37.5%)」と9割以上の人がお風呂好きと回答。また、その内の4割以上が毎日湯船に浸かっていることも明らかとなった。
湯船に浸かることで「心身のリラックス」を期待
続いて湯船に浸かることで期待している効果について尋ねたところ、「心身のリラックス(84.1%)」という回答が最も多かった。また、「血行促進(69.4%)」「疲労回復(66.3%)」「身体の芯を温める(60.6%)」という回答も6割を超え、上位を占める結果となった。