ソフトバンク和田「全てプラス」 現役生活22年を振り返り
プロ野球ソフトバンクの和田毅投手が5日、22年間の現役生活に終止符を打った。福岡市のみずほペイペイドームで記者会見に臨み「失敗もあったけど、自分にとって全てがプラスになった。無駄なことはなかったと誇りを持って言える」と穏やかな笑みを浮かべて話した。 故障に苦しんだ近年はファンの存在が原動力となった。2018年は左肩痛で1軍登板がなかったが、19年の復帰戦で大きな拍手が送られた。「これだけのファンが待ってくれていたのかと、すごくうれしかった。あの時の拍手が忘れられない」と感謝を口にした。 野球に対して真摯で、年齢を重ねても貪欲に練習に励む姿はチームメートの模範となった。