ヤクルト・松本直樹、倍増の1900万円でサイン 「年々、けがも少なくなり、若返ってきている」 来季の目標は「貢献」
ヤクルト・松本直樹捕手(31)が29日、東京・北青山の球団事務所で契約更改交渉に臨み、倍増の1900万円でサインした。プロ7年目の今季は自己最多の60試合に出場し、キャリアハイの打率・269をマーク。捕手という過酷なポジションながら、1軍で1年間戦い抜いたことが評価された。 数年前から今季限りで引退した青木に教わった可動域を広げるトレーニングを取り入れるなどし「年々、けがも少なくなり、若返ってきている感覚」と充実の表情。31歳は「ベンジャミン・バトンかなと思うくらい。再来年くらいには赤ちゃんぐらいになっているかも」と、映画「ベンジャミン・バトン 数奇な人生」に出てくる、80歳で生まれて年を重ねるごとに若返っていった主人公の名前を挙げて報道陣の笑いを誘った。 球団からは「今年以上の成績を出して優勝に貢献してほしい」との声をかけられたといい、「いち選手としてやらないといけない。ファンの方も期待していると思うので、優勝にしっかり貢献できるように」。オフは昨オフ同様に球団OBで同じ右打者の内川聖一氏の下で自主トレを行う。 来季の目標として色紙には「〝貢献〟」と記し、「スポーツ選手である以上、チームスポーツである以上、最大の目標は勝つこと。選手の存在意義は勝つこと。勝つために打って、守ってチームのためになる。存在意義のためにやりたい」と力を込めた。