マカオの若手が国際バイオリン製作コンクールで入賞の快挙
マカオ政府文化局(ICM)は12月27日、このほどロシア・モスクワのロシア国立音楽博物館で開催された第3回国際バイオリン製作コンクール「Violin: Soul and Shape」において、マカオ人の馮瑋妮(ウィニー・フォン)さんが製作した作品「Agate」が決勝へ進出し、5位入賞を果たしたと発表。 同局によれば、馮さん同コンクールに参加、入賞した初めてのマカオ人になるとのこと。
馮さんはマカオ演芸学院音楽学校(公立)のバイオリン演奏コース出身で、2018年にマカオトップの成績で中国の中央音楽学院へ入学し、バイオリン製作を専攻した後、現在はポーランド・パデレフスキ音楽アカデミーでバイオリン製作の修士号取得を目指しているという。 同局では、バイオリン製作は長い時間をかけて学習と研鑽を必要する学問で、総合的な音楽知識と確かなバイオリン演奏技術に加え、プロフェッショナルな音質を求めるバイオリニストのニーズについても理解が不可欠で、豊富な芸術的造詣と長年にわたる工芸製作経験をベースに、いくつもの複雑な工程を経るものであるとし、マカオで芸術教育を受けて育った若手芸術人材による快挙を称えた。