【新NISA】暴落が起きたときはどうする?知っておきたい「積立投資の心構え」
新NISAがはじまりもうすぐ1年。 「来年から新NISAをはじめてみたい」と考える方もいるでしょう。 ◆【写真4枚】市場の急落でどのような行動をとったかのアンケート結果。2枚目以降、長期投資の運用成果について解説 NISAは運用益に対する税金が非課税となる制度ですが、一方で投資にはリスクがあります。 今年は2024年8月5日に日経平均株価が4451円安を記録したこともあり、新NISAで投資をはじめようと考える方の中には株価の下落や暴落時にどうしたらいいのか不安に思われる方もいるでしょう。 今回は株価の暴落時の行動について株式会社オカネコを運営する株式会社400Fがおこなったアンケート結果をもとに確認しながら、積立投資で暴落相場に巻き込まれたときの心構えや注意点について解説します。 ※編集部注:外部配信先ではハイパーリンクや図表などの画像を全部閲覧できない場合があります。その際はLIMO内でご確認ください。
【新NISA】年間投資枠の上限はいくら?
まずは新NISA制度について確認しましょう。 2024(令和6)年から始まった新NISAは最大1800万円(うち成長投資枠は1200万円まで)を無期限で非課税で運用できる制度です。 ●新NISA「成長投資枠」 ・年間投資上限額:240万円 ・非課税保有期間:無期限 ・投資対象商品:上場株式・投資信託など ●新NISA「つみたて投資枠」 ・年間投資上限額:120万円 ・非課税保有期間:無期限 ・投資対象商品:投資信託やETF 非課税保有限度額(総枠):1800万円(うち成長投資枠1200万円)※枠の再利用が可能 上記の通り、年間投資上限額は成長投資枠で240万円、つみたて投資枠で120万円であり、成長投資枠とつみたて投資枠は併用が可能です。 つみたて投資枠の場合は、毎月一定額を積み立てていく積立投資で、基本的に長期間かけて運用を行います。ただし、長期間運用している中では、株価が暴落する場合もあるでしょう。
【新NISA】暴落が起きたときの行動とは
株式会社オカネコを運営する株式会社400Fが全国の『オカネコ』ユーザーの男女534人を対象に行った「オカネコ 市場急変に伴う個人投資家の意識調査」によると、2024年8月5日の暴落を受けても、多くの投資家が冷静に対処している様子が見て取れます。 「2024年からスタートした新NISAを実施している」と回答した人へ「2024年8月5日(月)から市場急変が続いていますが、どのような行動をとりましたか」という質問をしたところ、以下のような回答となりました。 ・何もしなかった:52.3% ・情報収集している:19.6% ・運用額を増やした:25.1% ・運用額を減らした:2.6% ・運用額をやめた:0.4% ※『オカネコ 市場急変に伴う個人投資家の意識調査』『家計診断・相談サービス「オカネコ」調べ 新たな売買を行わなかった方の合計は71.9%となり、慌てずに様子を見るスタンスを採用した人が多い結果となりました。 運用額を増やしたと回答した人は25.1%で約4人に1人の割合です。 なお、調査対象者の中で資産運用をしており、「何もしなかった」「情報収集している」人の中で、そのような判断を下した理由として最も多かった回答は「長期運用を考えており、市場の一時的な下落に関して何も思わないから」で50.6%でした。 次いで「市場の動向を見たいから」が30.4%となっています。