ジョーダンのように偉大なヒーローとなれるか

1度目にドルトムントへ加入した際は4年間で公式戦137試合50ゴール64アシストを記録したサンチョ photo/Getty Images

“I’m Back.” 1995年5月18日、スポーツ界に大きな衝撃を与えた言葉。「バスケットボールの神様」と呼ばれ、一度は引退を決意したマイケル・ジョーダンが、シカゴ・ブルズへ電撃復帰を果たした際に使った言葉だ。このたった二言を各メディアへFAXしたところから、再び伝説が始まったのである。 ［画像］サンチョのジョーダンをオマージュした復帰発表 そして長い時を経て、そんな伝説の復帰をオマージュしたのがドルトムントとジェイドン・サンチョだ。半年間のレンタルではあるが、11日にマンチェスター・ユナイテッドから古巣ドルトムントへの復帰が決まると、クラブ公式『X』の英語版はサンチョの「I’m Back.」というコメントとともに、ジョーダンが送ったFAXの内容をまねてファンへ復帰を知らせたのである。また、同アカウントはジョーダンへのリスペクトとサンチョへの期待を込めてか、「Michael Jadon（マイケル・ジェイドン）」とも綴っている。 米『ESPN』といった複数のメディアも「ジョーダンが行った声明を反映したものだ」などと伝えている。そして、伝説をオマージュしたこともあってか、この投稿に多くの人々が反応。「よく戻ってきてくれた」や「我が家へおかえり」、「我々は待ち望んでいた」といったコメントが寄せられていた。 ジョーダンは復帰後、チームを2度目の3連覇へ導いてみせた。サンチョも調子を落としているドルトムントで、ジョーダンのように偉大なヒーローとなれるのか。