巨人・駒田3軍監督、加藤廉は「技術的向上だけではなく精神的タフさ出たことも好成績の要因」…【From G】
巨人の若手選手の今を伝える「From G」。第4回は、2020年の育成ドラフト12位、全体で最後となる123番目に指名を受けて入団した加藤廉内野手(25)だ。4年目の今季は2軍に定着し、支配下昇格へアピール中。球団初となる育成ドラフト2ケタ順位指名からの支配下登録に向け、成り上がりへの決意を示した。また、3軍時に指導した駒田徳広3軍監督(61)が加藤の成長を語った。(取材・構成=内田 拓希) * * * 強肩で足も速いので、走攻守でバランスが取れた総合力の高い選手です。特に年々バッティングが向上していて、スイングスピードが上がったことで鋭い打球を広角に打てるようになってきました。2軍で結果が出ているのも納得です。 今季は大卒4年目で、勝負の年だという覚悟を持っていた中で、キャンプは3軍スタート。それでも今年のキャンプでは一球一球丁寧にやる、一生懸命走るといった取り組む姿勢でも模範になっていました。 昨年まで力があるのに2軍に上がると、結果を求め過ぎて消極的なプレーをしているように映っていました。今季は「ミスをしないようにとかは考えなくていい。三振しても、エラーしてもいいから」と伝えて送り出しました。技術的な向上だけではなく精神的なタフさが出たことも好成績の要因だと感じます。今後はどんな役割で1軍に行くのかを明確にしていくことで道が開けてくると思います。(巨人3軍監督)
報知新聞社