メダル争いに期待! 注目必至の日本選手たちをプロが解説【2024パリ五輪】
メダル至近の選手から新種目のスターまで、知っておきたいアスリートをスポーツイベントに長く携わる渡邉和史さんに聞いた。『エル・ジャポン』5月号より 【写真】オリンピックでメダルを獲得してきた実力派イケメンメダリストたちのNOW & THEN ★教えてくれたのは…? 渡邉和史さん/IMG東京支社 バイスプレジデント。大学卒業後からスポーツマーケティングに携わり、2011年から'21年までは日本コカ・コーラに在籍し、FIFAやオリンピックに携わる。'22年より現職。
なでしこジャパン/サッカー
若手選手の成長が目覚ましい! 守護神・山下の奇跡にも期待が 2011年のW杯優勝から13年。近年はベスト8止まりのことも多く、苦しんでいたなでしこジャパンですが、ここへ来て長谷川唯、長野風花らをはじめ海外で経験を積んでいる若手が続々と頭角を現しています。
またGKの山下杏也加に注目を。2月のアジア最終予選北朝鮮戦で彼女が見せた、五輪出場へと導くギリギリのシュートセーブが「山下の1㎜」とSNSをにぎわせました。この守護神の下、神風が吹くか、ぜひ共に応援しましょう。
尾﨑野乃香/レスリング(21歳)
文武両道、ガッツの持ち主。階級を上げて68kg級で挑む レスリング女子の注目は慶應大学3年生の尾﨑選手。日頃は母と二人三脚で山梨や神奈川まで遠征し、男子選手相手に練習を積んでいるとのこと。
これまで62kg級で戦い、2022年の世界選手権では優勝を果たしたものの、その後この階級でのパリオリンピック出場が難しくなるや、出場枠の埋まっていない68kg級に挑戦、1月のプレーオフのラスト9秒でパリ代表の座を獲得しました。母娘の努力が結実するか、見届けたいです。
北口榛花/やり投げ(26歳)
世界一のやり投げと笑顔で日本中をハッピーに 昨年の世界陸上の女子やり投げで日本初の金メダルを獲得した北口選手。世界レベルの実力をもちながら、喜怒哀楽をくったくなく表現し、えくぼがチャームポイントの彼女のファンは老若男女問わず多い。
北海道旭川市出身の彼女の父は、旭川のホテルで製菓料理長を務めるパティシエ。「榛」という字はヘーゼルナッツを意味していて、彼女が日本記録を更新すると、ヘーゼルナッツのケーキでお祝いをしてくれるそうです!