マセラティらしさがあふれる優雅な高級電動ボートを発表。プレミアムブランドはクルーザー開発に熱心!?
アバルト500とボートの融合体も登場
もうひとつ、イタリア発のおもしろいボートをご紹介しましょう。それが新型「アバルト オフショア」です。過去にはフィアット500バージョンもありましたが、そのアバルト仕様といった位置づけのモデルです。2024年6月にモナコ公国で開催された「トップ マルケス 2024」で発表されました。 船体は太陽光の下では地色に輝くというメタリックグリーンに塗装され、280psを発生するインボードハイドロジェット船外機によりクルマのアバルト500に負けず劣らずの機動力を発揮。さらに一対のRivaレーシングエキゾーストはアグレッシブなサウンドを奏でます。 船(車?)体はまさにアバルト500のフォルムそのままで、ソフトトップもアバルト500のカブリオレのように乗員の頭上を覆います。また、ダッシュボードやステアリングホイール、4点式シートベルトとウェーブショックダンパー付きスチールサポートベースを備えたベゼンゾーニスポーツシートスポーツのデザインもアバルト500シリーズを彷彿とさせるデザインとなっています。 小柄なボートですが、スイミングプラットフォームや埋込式のスチールラダー、RGB LED 付きの arminステレオ システム、4つのFusionスピーカー、ダッシュボードを共鳴板として使用するサブウーファーを備えるなど、レジャーボートらしい装備がとても充実しています。 この「アバルト オフショア」は500台限定でオーナーのもとに届けられます。
アストンマーティンが手掛けたパワフルかつエレガントなボート
少し前のモデルにはなりますが、2016年にアストンマーティンは「AM37パワーボート」を発表しています。全長は11.3mで、最大で8名が乗船可能です。カテゴリーはマセラティ トライデンテと同じデイボートに属しますが、テーブルが設けられた船内スペースをベッドルームに変えることもできます。さらにトイレ、シャワー、エアコン、冷蔵庫、電子レンジ、コーヒーメーカーなども備えているので、1泊程度であれば快適に過ごすことができます。 パワーユニットは、標準モデル「AM37」の場合はマーキュリー社製ディーゼルエンジン(370hp)、またはガソリンエンジン(430hp)のどちらかを選択でき、最高速度は45ノット(約83.3km/h)に達します。ハイパワー版の「AM37S」も用意されており。こちらは520hpのマーキュリー社製ガソリンエンジンが搭載され、最高速度50ノット(約92.6km/h)を実現しています。