イチロー氏も驚嘆!有言実行Vの武豊は「超越したスーパースター」 仕事では約30年ぶりの競演
[GⅠジャパンカップ=2024年11月24日(日曜)3歳上、東京競馬場・芝2400メートル] ジャパンCの表彰式でプレゼンターを務めたのは、元メジャーリーガーのイチロー氏(51)。「ジャパンCを制したドウデュース号、武豊騎手、関係者の皆さま、本当におめでとうございます。世界の強豪が集う舞台に立つ緊張感は、数あるレースの中でも特別なものではないでしょうか。その緊張感の中で挑む姿に、アスリートとして感銘を受けました。そして熾烈なレースを繰り広げたサラブレッドたちの走り、とても力強く美しかったです。これからも感動を生む数々のレースが繰り広げられることを楽しみにしています」とコメントした。 表彰式終了後は優勝騎手である武豊(55)とのトークショーに登場。レース終了から1時間以上経過した午後5時からのスタートにもかかわらず、多くの観客がスーパースター同士の〝舌戦〟に耳を傾けた。 イチロー氏は「競馬場自体に訪れたのは初めて。景色が美しいし、ファンの方々の歓声の熱量は野球場ではなかなか感じられないもの。迫力がありました。そして馬がきれいですね」と競馬場の印象をストレートに表現。そのうえで「武さんがきょうの〝試合〟、いや〝レース〟ですね。ボク、野球をやっていたもので。『何としても勝って、このイベントに勝者として参加していたい』とおっしゃっていたのですが、それで実際に勝つなんて…。最近は〝持っている、持っていない〟とよく言いますが、そんなことを超越したスーパースターです」と競馬界第一人者による〝有言実行〟に舌を巻いていた。 プライベートでは酒席を共にする仲だが、仕事での〝競演〟は約30年ぶりとのこと。「初めてレースに挑む姿を見ました。〝今までのイメージで見られなくなる怖さ〟があったのですが、隣にいる今の姿を見て〝変わらない人〟であることに感動しています。武さんはボクと違って優しいし、包み込む雰囲気がある。いつも肩の力が抜けているのに、決めるべきところはバチッと決めてくれますね」とアスリート視点でスーパージョッキーのすごみを分析していた。
東スポ競馬編集部