レスリング・パリ五輪代表の鏡優翔、右膝を負傷 「五輪には問題ない」金浜HCが現状を説明
レスリング女子76キロ級でパリ五輪代表の鏡優翔(サントリー)が右膝内側側副じん帯を損傷していたことが17日、明らかになった。女子日本代表の金浜良ヘッドコーチが都内で23日開幕の明治杯全日本選抜選手権に向けた会見に出席し、同選手権の欠場が決まった鏡の状況を説明した。 金浜氏によると、13日の練習中に右膝を痛めたという。2週間ほどでリハビリを開始でき、現在の経過は良好で、早ければ3週間ほどで軽い打ち込みも行える見通し。「五輪には問題ないと思う。(本人は負傷時は)めちゃくちゃ落ち込んでいたが、今は前向きに頑張っている」と語った。 鏡は昨年9月の世界選手権を制し、パリ五輪代表に決定。3月に右肋骨を骨折し、4月のアジア選手権は大事を取って欠場した。明治杯で実戦復帰する予定だったが、15日に自身のSNSで欠場を表明していた。日本女子最重量級で初の金メダルが期待される今夏のパリ五輪へは、ぶっつけ本番で挑むことになる。
報知新聞社