15日公示、27日投開票の衆院選に関連して、群馬県内の候補者の年齢と性別の動向を直近のデータで振り返った。令和3年選挙で5小選挙区から立候補した14人の年代を見ると、38～68歳となっており、50代が最も多く5人。以下、40代が4人、60代は3人、30代2人となった。平均年齢は50・5歳。 当選者の最高齢は、3区の笹川博義氏（自民党）の55歳、最年少は1区の中曽根康隆氏の39歳（同）で、平均年齢は47・2歳。旧民主党政権が誕生した平成21年選挙で3小選挙区を同党に奪われた自民はその後、世代交代を図り、5小選挙区全てで議席を獲得した。 小選挙区比例代表並立制の導入後、最高齢の当選者は21年選挙で旧民主候補と激戦を演じ、議席を死守した4区の福田康夫元首相で73歳だった。最年少は、父の急死を受け、12年選挙に立候補し初当選した小渕優子氏の26歳。 3年選挙の性別では、男性が11人で女性は3人。当選者5人のうち唯一の女性は12年以来、連続当選を続ける小渕氏となっている。自民が独占する牙城を野党は崩せるか。