岸田首相、自衛隊の特定秘密漏洩「由々しき事態、全省庁で再発防止を」
岸田文雄首相は15日、陸上自衛隊と海上自衛隊で特定秘密の漏洩事案が確認されたことについて「一昨年にOB隊員への漏洩が明らかになったばかりで、信頼を損なう由々しき事態だ。防衛省のみならず、すべての関係省庁で再発防止と適正な運用を徹底していく」と語った。特定秘密の運用に関する「情報保全諮問会議」(老川祥一座長)の会合で語った。 防衛省は4月、特定秘密に指定された情報を、知るべき立場にない隊員に伝えるなどしたとして、陸自と海自の幹部ら計5人を停職などの懲戒処分としている。