日本一奪回を目指す巨人・阿部監督

　巨人は31日、今季のチームスローガンが「新風～2ND　CHALLENGE～」に決まったと発表した。 　就任1年目の昨季と同じ「新風」からサブタイトルをマイナーチェンジし、阿部監督は「昨年は日本一になるために何が足りないのか、明確に分かったシーズン。悔しさを糧にして、2025年は日本一に向けて不退転の覚悟で再チャレンジします」と説明した。4年ぶりにリーグ優勝した昨季はCSファイナルステージでDeNAに敗退。12年以来の日本一奪回へ、再びチャレンジャーとして臨む心構えを込めた。 　昨季15勝で最多勝と勝率第1位の2冠に輝いた菅野がオリオールズに移籍。球団は積極補強に動き、チーム力の底上げを図った。中日の絶対的守護神・マルティネスを獲得し、大勢とともに終盤を盤石とした。先発陣では楽天を退団した田中将と契約。さらに、扇の要としてソフトバンクからFA宣言した甲斐を獲得してバッテリーの補強に成功した。新外国人では23年にマイナーでトリプル3を達成した前パイレーツのキャベッジを左の大砲として加え、岡本の後ろを任せる見込みだ。 　阿部監督は今季キャプテンを置かず、全員がチームを引っ張る集団となることを望んでいる。「選手たちには“やってやろうじゃねえか”という前向きなチャレンジ精神で、思い切ってやってほしい」と期待した。（川島　毅洋）