ネスレ日本など39組織、伝統工芸をアップサイクル素材で
■日本の伝統技術、フランス・パリでも輝く
TSUMUGIによってできた伝統工芸品は公式サイトや百貨店のポップアップで販売する。特に人気なのは、加賀友禅手ぬぐいや会津型トートバックだ。 今年7月には、フランス・パリの催事にも出展した。漫画やアニメなども含めた日本文化を発信する「ジャパンエキスポ・パリ」だ。欧州最大規模の同催事の「伝統工芸」ブースに出展した。 TSUMUGIでできた、伝統工芸品の販売と染色のワークショップを行った。福島県喜多方市の伝統工芸「会津型」でつくったトートバックとポーチが好評だった。
現地のブースで接客した瀧井・事務局長は、「日本の伝統工芸への興味・関心が高く、製品に対する評価が非常に良かった。製品を購入するだけでなく、オリジナル製品を作りたいという思いを持つ若者が多かった」と振り返った。 9月からはTSUMUGIの常設店を東京駅直結の大丸東京店内(「明日見世(あすみせ)」(同店9階)に開く。明日見世は「D2C(ダイレクト・トゥ・カスタマー)」をテーマにした展示スペースで、200以上のブランドが出展する。