東京都の小池百合子知事が3選出馬を表明 都知事選20日告示、蓮舫氏との与野党対決へ
東京都の小池百合子知事(71)は、12日の都議会定例会最終日で、「2期8年、確実な変化をもたらしたが、課題が山積している。東京大改革3・0を進める覚悟を持って出馬を決意した」と述べ、自身の任期満了に伴う都知事選(20日告示、7月7日投開票)に3選を目指して出馬することを表明した。小池氏は政党推薦を求めず、政党色を抑えた選挙を展開する。 【写真8枚】ニュースキャスター時代の小池百合子氏 等 都民ファーストの会のほか、自民・公明両党が小池氏を支援する。既に出馬を表明している蓮舫参院議員(56)は同日、立憲民主党に離党届を提出。立民、共産、社民各党が支援するため、都知事選は事実上の与野党対決となる。令和2年の前回選挙で小池氏は告示6日前に表明したが、今回は8日前となった。 小池氏は平成28年、舛添要一氏の辞職に伴う都知事選に自民内の了解を得ずに無所属で出馬。自民推薦候補らを破って、女性初の首都のトップに就いた。1期目は築地市場の豊洲移転や東京五輪・パラリンピックを巡り、方向性の見直しを模索したが、結果的にそれまでの都の方針を踏襲した。2期目は新型コロナウイルスや1年遅れの五輪開催などに対応した。 都知事選にはほかに元航空幕僚長の田母神俊雄氏(75)や広島県安芸高田市の石丸伸二前市長(41)ら40人以上が出馬の意向を表明している。