トランプが政権人事で「共和党エリート」たちを次々と粛清…!「ほめ殺し」の末に追放されたポンペオ元国務長官の「悲惨な末路」
トランプが「さらにヤバくなって」帰ってきた!
次期トランプ政権の人事が話題沸騰中だが、そのなかで、これまで直情的だったトランプ話法の変化に注目が集まっている。トランプの言葉の端々に陰湿さや意地悪さが目立ってきたから。 【写真】大胆ショットに全米騒然…トランプ前大統領の「娘の美貌」がヤバすぎる! それは、共和党の反トランプ追放劇のはじまりであり、トランプの言葉の裏には「プロパガンダ・システム」が潜んでいた。さらに、来年からアメリカの中枢を支える「トランプ人事」からは、トランプの野心が丸見えなのである。 トランプが第2次政権でやろうとしていることを、分析してみよう。 ドナルド・トランプ次期大統領は過激な発言、直情的な発言が持ち味だった。ところが、第2次政権の人事のなかで、婉曲的で反語的な表現を使うようになっていて、筆者は非常に驚いている。 一般的に想像しやすいのは、「京ことば」だ。近年では、反語的で底意地が悪い表現を指して、「京ことば」と言われるようになっている。 たとえば、「ええ時計してはりますなあ」は、相手の時計を褒めることで「時間見よし、早よお帰りやす」という意味になる。「〇〇ちゃん、ピアノ上手にならはりましたなあ」は「ピアノの練習の音がうるそうて迷惑してますわ」という意味を込めてあるのだという。 ちなみに、筆者は京都市出身だが、京都にはこんな「いけず」な心を持つ者などただの一人もおらず、親切で心やさしい人ばかりである。「京都人は意地悪」との悪いうわさを広めている主体は、京文化の威光や雅さをひがむ大阪人や、平安京遷都以来さびれて卑屈になっている奈良人だけなので、賢明な全国の読者諸兄諸姉におかれては、悪質な反京都プロパガンダに騙されないようご注意願いたいものだ。 しかし、トランプが「京ことば話者」になってしまった背景には、まさに彼を支える狡猾な人物たちによる「プロパガンダ戦術」がある。
トランプがはじめた「狡猾すぎるSNS人事」
第1次政権でソーシャルメディア(SNS)のツイッター(現在のX)による発言で「ツイッター政治」を行ったことで知られるトランプ氏は、11月9日に自身がオーナーであるSNSのトゥルースソーシャルで、次のように投稿した。 「私は、組閣中の次期政権にニッキー・ヘイリー元国連大使とマイク・ポンペオ元国務長官を招かないことにした。私は彼らと仕事をすることが非常に楽しかったし、その貢献を大変ありがたく思っており、祖国への奉公に感謝したい。米国を再び偉大にせよ!」 この投稿を素直に読めば、トランプ次期大統領はヘイリー氏とポンペオ氏を高く評価し、感謝しているが、今回は別の候補を考えているという意味にとれる。 しかし、人事が決まってから指名された当人の名前を公表するならまだしも、入閣させない人たちの名前をわざわざ人事検討段階で「晒す」のは異常だ。トランプ氏が再開させたSNS政治には、裏の裏を読ませる意図が隠されている。 実はトランプ次期大統領は「京ことば」を用いて、自分がどれだけヘイリー氏とポンペオ氏を嫌っているかを語っているのである。それは、発言の最後に大文字で強調させて書かれた「MAKE AMERICA GREAT AGAIN!(米国を再び偉大にせよ!)」で明らかにされている。
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