キダ・タローさん「探偵!ナイトスクープ」が追悼 最高顧問として歴代局長支える 4月19日が最後の出演
「浪花のモーツァルト」として親しまれた作曲家でタレントの作曲家のキダ・タロー(本名木田太良=きだ・たろう)さんが14日、93歳で死去した。所属事務所の公式サイトで発表された。最高顧問を務めていたABCテレビ「探偵!ナイトスクープ」の番組公式Xが15日、キダさんを追悼した。 【写真】キダ・タローさんと妻の木田美千代 以下は「探偵!ナイトスクープ」の追悼全文。 最高顧問キダ・タロー先生が、お亡くなりになりました。4月19日の放送が、最後の出演となりました。 これまで最高顧問として、上岡さん、西田さん、松本さんという3人の局長を、そして、探偵たちの働きぶりを、我々スタッフを、優しく、厳しく、見守っていただきました。 ご冥福をお祈りいたします。 キダさんが作曲した番組テーマソングでは「プロポーズ大作戦」、「ラブアタック!」、CMでは「出前一丁」、「かに道楽」、「小山ゆうえんち」などがある。歌謡曲としては1964年「ふるさとのはなしをしよう」(北原謙二)が代表曲。「アホの坂田」のテーマも作曲した。作った曲数については、さまざまな説があるが「それは裏が取れる話ではなく、自分で言いたい放題」として自称5000曲としていた。「メロディ―だけならいくらでも作れる」とも語っていた。在阪のテレビ局では、テーマ曲に困った時の駆け込み寺存在だった。