〈新NISA〉でハイリターンを狙いたい!資産運用「中級者向け」おすすめ銘柄2選【メガバンク出身YouTuberが解説】
米国のS&P500を上回るリターン…しかし「注意点」も
では、気になるインド株の過去のパフォーマンスですが、近年は米国のS&P500を上回るリターンを発揮しています。 [図表4]はS&P500と、インドの代表的な株価指数Nifty50を過去約25年で比較したグラフですが、S&P500は約4倍に対し、Nifty50は約24倍にもなっています。 ただ悩ましい点として、新興国は政治・経済・社会情勢が不安定なため、いわゆるカントリーリスクが高く、株価の変動も比較的大きい傾向があります。 また為替リスクにも懸念があり、インド株であればインドルピー建ての資産を保有することになるので、新興国特有の政情不安から円高ルピー安が進んだ際は、為替差損が発生してしまいます。 そのため、新NISAにおけるメインの投資対策として、インド株を選ぶのはなかなか悩ましいかと思います。 なので、全世界株もしくは米国株式のインデックスファンドを積立しつつ、インド株は少額で積立を検討するのもいいでしょう。 いわゆる「コア・サテライト」戦略で、運用資産の約70~80%をコア(中核)、残りの20~30%程度をサテライト(衛星)に配分するイメージです、その上で、コア部分は長期かつ安定的に運用し、サテライト部分はコア部分よりも高いリターンを求めて積極的に運用するという考えですね。 最後に、インド株のインデックスファンドですが、こちらも多くの商品が誕生しています。 iFreeNEXTインド株インデックス(信託報酬 年0.473%)やSBI・iシェアーズ・インド株式インデックス・ファンド(信託報酬 年0.4638%)などが話題を呼んでいますね。 ただし、インド株のインデックスファンドは現状、成長投資枠でしか選べないので、覚えておきましょう。 小林 亮平 資産運用YouTuber