アサド氏父の墓、放火される シリア
【イスタンブール時事】在英のシリア人権監視団は11日、シリア北西部カルダハで10日、政権崩壊で大統領を辞任したアサド氏の父ハフェズ・アサド氏の墓が武装集団に放火されたと明らかにした。 半世紀以上のアサド独裁体制の礎を築いたハフェズ氏への反感は強く、アサド政権を憎む勢力による仕業とみられる。 ハフェズ氏は1970年にクーデターで実権を握った後、翌71年から死去する2000年まで大統領を務めた。AFP通信などによると、黒焦げになった墓には旧反体制派の戦闘員が詰め掛け、旗を広げて歓声を上げた。