小松市消防本部が水上バイク導入 2年前の大雨教訓、6月から運用
小松市消防本部は、海や河川での水難事故に対応するため水上バイクを導入し、6月から運用を始める。2022年8月の記録的大雨の際、市内で泥水に漬かり低体温症になった人がいたことを教訓に、従来のゴムボートより迅速に現場に向かって救助できる態勢を強化する。 水上バイクは長さ2・92メートル、幅1・16メートルで、3人まで乗れる。同本部によると、県内の消防で水上バイクを備えるのは内灘町に続き2例目という。水上バイクに合わせて、泥水や汚水の侵入を防ぐドライスーツなどもそろえた。整備費用は約350万円。防衛省の交付金を活用した。 記録的大雨を受けて、小松市消防団は救命用のゴムボートを全17分団に配備した。