クロップ体制最強は? リバプール歴代スタメン&フォーメーション(9)これが“最終形態”。241億円を費やした最新型
2015年10月からリバプールを率いるユルゲン・クロップ監督が、2023/24シーズン限りで退任することが現地時間26日に発表された。これまでリバプールでUEFAチャンピオンズリーグ、プレミアリーグ、FAカップ、カラバオカップの主要タイトルすべてを獲得した功績をたたえ、主要メンバーとフォーメーションの変遷をまとめる。
●241億円補強で生まれ変わり(23/24) シーズンオフにはユルゲン・クロップ監督の下で長年に渡って活躍してきた選手たちが相次いでチームを去った。ロベルト・フィルミーノはアル・アハリ、ジェームズ・ミルナーはブライトン、ナビ・ケイタとアレックス・オックスレイド=チェンバレンもそれぞれ契約満了に伴いフリーで移籍している。 さらに、クロップ政権下でキャプテンを務めてきたジョーダン・ヘンダーソンと生命線のアンカーを担っていたファビーニョもフィルミーノが赴いたサウジアラビアに居場所を求めた。中盤の再編を強いられることとなり、ライアン・グラフェンベルフ、アレクシス・マック・アリスター、ショボスライ・ドミニク、遠藤航の4人を総額1億7200万ユーロ(約241億円)で獲得している。 ファビーニョ移籍によって攻守に安定感を失った感は否めない滑り出しとなったが、シーズンの経過とともに遠藤航がその代役を十分にこなし、チームの調子も上向いていった。キャプテンに就任したフィルジル・ファン・ダイクの復調、新加入選手たちのフィットもあり、2位に5ポイント差をつけてリーグ戦では首位を走っている。 そんな中で発表されたのがユルゲン・クロップ監督の退任だった。2022年4月には約4年間に及ぶ契約を新たに結んでいたが、クラブ公式サイトが掲載したインタビューによると、前年の11月には辞任の意向をクラブに伝えていたという。 チームは決勝に進んだリーグカップ、アーセナルを撃破して4回戦に駒を進めたFAカップ、グループステージを突破したUEFAヨーロッパリーグ、そして首位を走るリーグ戦と、4タイトルすべてに可能性を残している。約9年に及ぶクロップとの旅を、リバプールは最高の形で締めくくることができるのだろうか。 ▽GK アリソン ▽DF トレント・アレクサンダー=アーノルド イブラヒマ・コナテ フィルジル・ファン・ダイク コスタス・ツィミカス ▽MF アレクシス・マック・アリスター カーティス・ジョーンズ ドミニク・ショボスライ ▽FW モハメド・サラー ダルウィン・ヌニェス ルイス・ディアス
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