「連続企業爆破事件」桐島聡容疑者を名乗る男、がんで入院 警視庁公安部が確認中
日テレNEWS NNN
1970年代に起きた連続企業爆破事件で重要指名手配されている「東アジア反日武装戦線」のメンバーの桐島聡容疑者を名乗る男が神奈川県内の病院にいるという情報があり、現在、警視庁公安部が確認を進めています。警視庁クラブから中継です。 桐島容疑者を名乗る男は、がんで入院しているということで、警視庁はDNA鑑定をするなどして本人確認を進めることになります。 捜査関係者によりますと、桐島聡容疑者を名乗る男が神奈川県内の病院に入院しているという情報が25日、警視庁に入り、警視庁公安部がこの男に接触し、本人の確認を進めています。男は桐島とは別の名前で入院していたということです。 桐島聡容疑者は過激派「東アジア反日武装戦線」のメンバーで、1974年から1975年にかけて起きた「連続企業爆破事件」の実行役とみられ、警視庁は重要指名手配しています。 連続企業爆破事件は1974年8月30日、東京・丸の内の三菱重工業ビル前で爆弾が爆発し、8人が死亡、380人が重軽傷を負った事件をはじめ、大手商社などが標的になりました。 桐島容疑者は1975年に、警視庁に爆発物取締罰則違反容疑で指名手配され、50年近く逃走しています。 本人確認には、しばらく時間がかかるとみられ、警視庁は慎重に調べています。