JFE建材、「Jスマートウォール」のNETIS登録更新
JFE建材(社長・橋本直政氏)は2日、補強リング不要の土留材「Jスマートウォール」のNETIS(国土交通省の新技術情報提供システム)登録を更新したと発表した。従来、矩形立坑用土留材「Jプランクプレート」を登録していたが鋼製セグメントの技術を応用した「Jプランクセグメント」を追加。二つの総称を「Jスマートウォール」として登録内容を変更した。 「Jスマートウォール」はライナープレートの5倍の断面剛性を有する波形鋼板「Jプランクプレート」と鋼製セグメントの技術を応用した「Jプランクセグメント」の2種類の高剛性土留材。補強リングの取り付けが不要となり施工性向上や工期短縮、経済性や安全性の向上など高いメリットを発揮する。2020年7月の販売開始以来、23年12月末までに418基の立坑に納入されている。 「Jプランクセグメント」は21年7月の販売開始以来、昨年12月末までに官民含め16基の立坑への納入実績がある。最大では円形で直径10・5メートル×深さ28・5メートル、矩形で短辺長さ5・6メートル×長辺長さ6・5メートル×深さ9・2メートルの実績があり、発進・到達立坑設置後の開口部の補強を不要にした「開口補強内蔵型」の納入実績も有する。 今回の更新で追加した「Jプランクセグメント」を用いることで「Jスマートウォール」を短辺長さ6メートル、深さ7メートルを超える矩形立坑や大口径の円形立坑及び深礎杭、小判形立坑などに適用できるようになる。