災害時の拠点として期待が膨らむ! 日産「Disaster Support Mobile-Hub」の中身が凄い
災害発生から数日間、貴重な時間と安心を確保
じつは日産がリーフのバッテリーリサイクルを決めた数年前から試行錯誤を繰り返しており、先に紹介した3社の連携で可能性を追求。今回のモバイル・ハブも、「備え・防災アドバイザー」の高荷智也さん監修のもと製作されており、とにかく災害から数日間の貴重な時間と安心を確保するためのモデルとして作られました。 ちなみに昨年のパワード・ベースにはなかったステッカーが輝く「ポタ電リーフ(ポータブルバッテリー from LEAF)」は、発売中のどのモデルでも、いつどの車両のどんなバッテリーを検査してどんな数値でいつ作られたのかまでを完全に追跡でき、万が一のトラブルの際に同じ症状が起こらないような体制が続いており、現在も3社の連携は良好です。
モバイル・ハブの一日でも早い配備を願う
日産はすでに被災地へポタ電リーフを50個、要望が届いた地域に50個(※2024年1月12日時点)と支援を広げていますが、連携するケンウッドは日産の流通網を使ってソーラーパネルを送るなど、関係はどんどん深まるばかり。バッテリーのゆりかごから墓場までを完全に完成させようと挑戦し続けています。そしてそれが一年後にまた見られるかと思うと、期待は膨らむばかり。 願わくば、モバイル・ハブが活躍するようなことは再度起きてほしくありませんが、2024年1月に完成したばかりのモバイル・ハブが一日でも早く配備できるようにと願うばかり。 このたびの令和6年能登半島地震により被害を受けられましたみなさまに心よりお見舞い申し上げます。一日も早く復興されますよう心よりお祈り申し上げます。
佐藤幹郎