【有馬記念・1週前追い切り】ドウデュースは武豊を背に余力十分の1馬身先着 有終Vへ「力を出し切りたいですね」
[GⅠ有馬記念=2024年12月22日(日曜)3歳上、中山競馬場・芝内2500メートル] 11日朝、グランプリ・有馬記念(22日=中山芝内2500メートル)の1週前追い切りが行われた。栗東ではドウデュースが武豊が騎乗してウッド入り。同厩アドマイヤソラ(古馬1勝クラス)と併せ馬を行った。道中は6馬身追走する形でスタート、3コーナー手前から徐々に差を詰めにかかる。直線入り口で前を射程に入れると残り1ハロンで一気に前へ。目一杯に追われる相手を尻目に、余力十分のフットワークで1馬身先着を決めた(6ハロン80・4ー11・0秒)。 武豊は「もう2回使っているので一杯にはやっていません。いつもいいですし、気になるところはなかったです。イレ込んでもいないしちょうどいい感じ。ファン投票であれだけ投票してもらいましたし、それに応えたいです。力を出し切りたいですね」。 天皇賞(秋)6着以来となるベラジオオペラは、横山和が騎乗してウッドで3頭併せ。道中は2馬身ほどの等間隔で隊列の最後方を進み、4コーナーで前を射程に。直線は最内からはじけるように伸びて堂々の3馬身先着。6ハロン79・7ー11・2秒と時計も抜群だ。月野木助手は「暑さの影響があった天皇賞の頃と比べても雰囲気が全然違う。揚がってきたジョッキーも“いい”と言ってくれました。道中で力んで走るタイプではないので2500メートルにも対応できるはず」。 昨年5着のリベンジを狙うシャフリヤールは、同厩アスクシュタイン(2歳オープン)とウッドで併せ馬。力むことなく落ち着いた走りで脚をため、ラスト1ハロンからシャープに伸びて1馬身半抜け出した(6ハロン83・0ー11・4秒)。騎乗した西塚(レースはC・デムーロ)は「体調は良さそうですし、動きも悪くなかったです。抜け出してからもしっかり走れていました」。
東スポ競馬編集部