雨が降っても慌てない! 雨天時テントサイトの設営・撤収のコツ【コバユリのキャンプツーリング入門】
こんにちは! バイク乗りエッセイストの“コバユリ”こと小林夕里子です。バイクキャンプ歴約20年の経験をもとに、キャンプビギナーからキャンプテクニックをおさらいしたい経験者まで、ライダーの皆様にお役立ち情報をお届けしています。 【画像】コバユリのキャンプツーリング入門をギャラリーで見る(7枚) バイクキャンプにおける雨対策をテーマにお届けする最終回は、キャンプ場に着いてから撤収までの時間をできるだけ快適に過ごすコツについてお伝えします。 あくまで“できるだけ”の話で、雨のキャンプはツーリングと同じく絶対に濡れないということはないので、雨具はもちろん、タオルや着替えなど、準備をしっかりして臨みましょう! 文/Webikeプラス 小林 夕里子
①テントの設営場所を決める
まず、雨の可能性が高いキャンプでは、私はなるべく水はけのいいキャンプ場を利用するようにしています。 初めて利用するキャンプ場ならば、口コミを調べたり、なるべく砂利サイトがあるところを選びます。 その上で、これは雨の日に限ったことではありませんが、水が溜まりにくそうな場所にテントを張ります。 キャンプサイトの中でも高台になっているエリアや木の根っこが雨を吸ってくれそうなエリアを探しますが、キャンプ場のスタッフさんに 教えてもらうのが一番手っ取り早いので、遠慮なく質問しましょう。
②タープ→テントの順に設営する
できるだけ快適な雨キャンプを目指すなら、タープ+テントが最適解。特に前室がないテントの場合、雨の下でタープなしでは、食事をとる場所がテントの室内だけになってしまうし、テントに出入りするたびにいろいろと濡れてしまいます。 それでもタープは荷物になるし設営にかかる時間も増えるので気が進まない、という人は前室が広めのテントを用意するのがおすすめです。 タープがある場合の設営手順は一般的に、「タープを張る→荷物をタープ下に移動→テントを張る→バイクを停める位置を決める→カッパを脱ぐ」という順番になります。タープがない場合は、インナーテントが極力濡れないように手早く設営してください。 設営の最後に確認したいポイントは下記の通り。 ────────── チェックポイント1:グランドシートがテントからはみ出していないか ────────── 使用テント専用のグランドシートを使わない場合、シートがテントからはみ出していると、雨を拾いインナーテントの床に染みてしまうので、余っていたらテント下に折り込みます。 ────────── チェックポイント2:タープやテントの天井に雨が溜まらないか ────────── タープやテントの天井部分に雨が溜まると崩壊の恐れがあります。正しくテンションを張って設営し、どうしても溜まるようならポールの長さを調整するなどして幕に傾斜をつけ、水の流れを作っておきます。 ────────── チェックポイント3:フライシートがたるんでいないか ────────── フライシートに正しくテンションがかかっていないと、フライシートがだらしなくたるんでインナーテントと接触し、そこからインナーテントが濡れていきます。