雨が降っても慌てない! 雨天時テントサイトの設営・撤収のコツ【コバユリのキャンプツーリング入門】
③就寝前に再度雨対策を
雨が降り続けている場合、寝ている間にテントにトラブルが起きないように、就寝前に下記を再度チェックします。 ────────── チェックポイント1:タープやテントの天井に雨が溜まっていないか ────────── テントサイト設営時に確認したことですが、時間が経っても変わらず雨が流れ落ちているかを確認。 ────────── チェックポイント2:ペグが緩んでいないか ────────── 時間が経って地面がぬかるみ、徐々にペグが緩まる場合があります。寝ている間に風が強まる可能性もあるので、緩んでいたらしっかり打ち直すなどして対策します。
④手早く撤収する
翌朝目覚めたら、まだ雨が降っていた。完全乾燥撤収が叶わず、テンションだだ下がり…なんて、せっかくの休日なのにもったいない! 雨の中の撤収=テントを丁寧に畳まなくてもいいラッキーデーだ!くらい前向きにいきましょう。 撤収の手順はざっくり、「テントサイトを片付け荷物をタープ下に移動→カッパを着る→バイクをタープ下や走り出しやすい場所に移動→テントを撤収→荷物をバイクに積載→タープを撤収→バイクに積載」になります。 テントは後日乾かすためにもう一度広げるのがわかっているので、きれいに収納袋に片づけようとしなくてもOK。 例えばフライシートとインナーテントを袋の中に雑に押し込んでしまって、ポールは別にパッキングする、というのもアリです。 専用の収納袋に代わる大きなポリ袋などを用意していき、濡れたタオルなどと一緒にまとめて詰めてしまうという手もあります。 タープなしの場合は、がんばって手早く撤収するのみですが、いずれにしても雨のキャンプは荷物が少ない方が断然ラク。 キャンプを始めるといろんなギアを試してみたくなって、気づけば荷物が増えているものなので、今一度シンプルなスタイルに立ち返るいい機会にもなります。 雨にも動じない熟練キャンパーを目指して、引き続き安全第一でキャンプツーリングを楽しんでくださいね!
小林 夕里子