岩崎良美が人気の東京音大J-POP楽団と「タッチ」でコラボ「楽曲を知っていたことがうれしい」
クラシックを学ぶ東京音楽大生の楽団「J-POP CLASSIC CLUB TOKYO」が8日、東京・築地の浜離宮朝日ホールでクリスマス公演を開催。昼公演ではサプライズで歌手、岩崎良美(63)が出演し、代表曲のひとつ「タッチ」などを歌唱した。 【写真】岩崎良美、甲子園で「タッチ」熱唱 「聖地という場所に…立てただけでもう興奮でした」 同楽団はピアノ、声楽、弦楽器、打楽器、作曲を学ぶ有志で結成。約2年前からJ-POPの演奏動画を配信し、松田聖子(62)の「赤いスイートピー」(82年発表)やサザンオールスターズの「希望の轍」(90年)、竹内まりや(69)の「家に帰ろう(マイ・スイート・ホーム)」(92年)などを公開。再生回数で1400万超を記録して注目を集めている。 公演は今年5月の初公演に続く第2弾。この日は「第1回紅白歌合戦」と題し、プリンセスプリンセスの「世界でいちばん熱い夏」(87年)や米米CLUBの「浪漫飛行」(90年)などを重厚な演奏とさわやかなハーモニーで響かせ、会場の約550人を魅了した。 公演は親しみやすいポップな雰囲気もあり、リーダーのももかは「NHKさーん!本物の(紅白の)オファー、待ってま~す」とユーモラスに呼び掛けて盛り上げた。一方、「本気でクラシックを演奏してみた」のコーナーではピアノとバイオリンの演奏に加え、クラシック本来の発声による圧倒的な歌声をマイクなしで披露した。 7月リリースの「タッチ(2024)/おさるのジョージ」が好調の岩崎は来年デビュー45周年。今回はJ-POPとクラシックの融合を目指す同楽団の活動に賛同する形で出演した。終演後、サンケイスポーツの取材に応じ、「オーケストラとの共演はありますが、リハーサルから本番までの短時間でも成長する楽団の姿には刺激を受けました」とコメント。「タッチ」は1985年リリースで「楽団のみなさんはまだ生まれてませんが、楽曲を知ってくれていたことがうれしかったです」と感謝した。 夜公演では歌手で女優、島田歌穂がサプライズで出演。ディズニーファンにはおなじみの楽曲で、10月配信の「ウェルカム・トゥ・クリスマス(2024)」などを歌唱して聖夜ムードを盛り上げた。同楽団は来年3月23日、東京・日本青年館ホールで卒業生を送る記念公演を開催する。