「台風7号」接近中…今できる備えは? 飛来物への対策、気象庁「キキクル」の活用 【#みんなのギモン】
日テレNEWS NNN
台風7号はさらに勢力を強め、16日に関東地方に最も接近する見込みとなっています。「猛烈な風」の吹くところがある予報が出ていて、気象庁は「雨や風が強くなる前の準備」を呼びかけています。そこで今回の#みんなのギモンでは「台風接近中…今できる備えは?」をテーマに、次の2つのポイントを中心に解説します。 ●飛来物の危険…猛烈な風に備えは? ●いまどんな危機?「キキクル」確認法
■猛烈な風の中では…傘やスリッパも危険に
山崎アナウンサー 「猛烈な風の中では、さまざまなモノが危険になります。京都大学防災研究所が行った実験では、秒速35メートルの速さで飛んできたビニール傘が、厚さ3ミリのガラス板を粉々に砕いてしまいました」 「猛烈な風で危険なのは、傘だけではありません。水の入ったペットボトルや、ぬれた雑誌、さらにスリッパでも、窓ガラスを突き破るのに十分な破壊力があることがわかりました」 桐谷美玲キャスター 「柔らかいスリッパでも威力が出てしまうということですね」 森圭介キャスター 「家の外にあるものが飛んでいかないように、それらを家の中に置くなどの準備も必要ですね」
■台風の前日でも…今からできる窓ガラス対策
山崎アナウンサー 「実は、2018年の台風21号の分析では、アパートやマンションなど集合住宅の被害は、約8割が『ガラス』に集中していたんです。飛来物でも大きな被害が発生するので、まずは雨戸やシャッターが対策の基本です。風が強くなる前にきちんと閉まるのか、点検をお願いします」 忽滑谷こころアナウンサー 「マンションだと、雨戸やシャッターがついているところが少ないし、この台風のために今からつけることは難しいと思うのですが、この場合の対策はありますか?」 山崎アナウンサー 「確かに難しいですよね。そこで、台風が接近する前日の『今からできる窓ガラス対策』を、危機管理アドバイザーの国崎信江さんに聞きました」
山崎アナウンサー 「窓ガラスが割れたとき、ケガを防ぐために効果的なのは、スーパーやホームセンターなどでも売っている飛散防止フィルムを貼ることだといいます。備えの意味でも、可能な方は今からでも買いに行って貼ってほしいし、地震の時にも役立つとのことでした」 刈川くるみキャスター 「常備したいものですね。ただ、どうしても手に入らない場合、家にあるモノで代用できたりするんでしょうか?」 山崎アナウンサー 「はい。家にあるものでも代用できます。ここで紹介するのは、あくまでも緊急対策ですが、みなさんのご自宅に、『レジャーシート』『段ボール』『ゴミ袋やラップ』はないでしょうか?」 森キャスター 「レジャーシートは、どう貼るのでしょうか?」