大阪市とOsaka Metro（大阪メトロ）は、2019年度中に大阪メトロ今里筋線の延伸区間で行われる、バス高速輸送システム（BRT）の運行実験に向け、バスの愛称・ロゴマークと車両デザインを決定する投票を6月1日から行う。 【拡大写真と動画】大阪の地下鉄民営化基本方針案の争点「今里筋線」とは？

車両デザインと愛称ロゴマーク指定の4案から選び投票

[図]バス車両デザイン候補（提供：Osaka Metro）

　このBRT運行実験は、今里筋線の延伸区間である今里（大阪市東成区）から湯里六丁目（同東住吉区）を含んだ地下鉄今里～地下鉄長居（同東住吉区）間と、地下鉄今里～あべの橋（同阿倍野区）で、需要の喚起や鉄道代替の可能性を検証するため2019年度中に行われる。 　今回、このBRTの車両デザインと愛称ロゴマークを、指定された4案から選ぶ形で投票を実施。最多得票のものを採用するという。 　車両デザインは、キーカラーである濃いオレンジをベースにキーデザインの矢印を配置した「A案」。黒を基調とすることで色の持つ高級感をプラスした「B案」。沿線の区の花や街並みをリボンで結び沿線で生まれる新たな人のつながりを表現した「C案」。キーカラーをベースに側面の曲線と色でBRTの持つ速達性、スピード感などを表現した「D案」という4つの案が用意される。

公式サイトや東成、生野、住吉、東住吉の4区役所で投票可能

[図]BRTの愛称・ロゴマーク候補（提供：Osaka Metro）

　ロゴマークの候補は、地下鉄今里筋線のラインカラーのオレンジにシャトル(バス)を重ねた1案「オレンジシャトル」。地下鉄今里筋線（第8号線）のエイトと関西弁の「ええ」をかけてトラムを重ねた2案「えーとらむ」。今里筋とバス路線を示すライナーを重ねた3案「いまざとライナー」。速達性を表す特急をかけ合わせた4案「いまざ特急」の4案となっている。

投票は6月1日午前9時から同14日午後5時半まで

[図]BRT社会実験計画の運行ルート（今年3月に大阪市が発表したBRT社会実験の運行計画資料から）

　投票は6月1日午前9時から同14日午後5時半まで、大阪メトロの公式サイトから投票できる。また、大阪市東成、生野、住吉、東住吉の4区役所に設置される投票箱でも投票できる。投票は1人一回で、複数投票された場合は無効となる。 　詳細は大阪メトロの公式サイトまで。