昨年女王ガウフ 1時間の完勝劇で全米オープン4年連続初戦突破<女子テニス>
全米オープン
テニスの全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)は26日、女子シングルス1回戦が行われ、昨年女王で第3シードのC・ガウフ(アメリカ)が世界ランク66位のV・グラシェバ(フランス)を6-2, 6-0のストレートで破り、4年連続5度目の初戦突破を果たした。 【ガウフ、大坂 なおみ、内島 萌夏、日比野菜緒、柴原瑛菜ら 全米OP組合せ】 昨年の同大会では、決勝でA・サバレンカを下し四大大会初優勝を飾ったガウフ。前哨戦のシンシナティ・オープン(アメリカ/シンシナティ、ハード、WTA1000)では初戦敗退を喫するなど状態が不安視されていたが、全米オープン初戦でその流れを払拭した。 この試合、20歳のガウフは10本のサービスエースを決めるなどファーストサービスが入ったときに72パーセントの確率でポイントを獲得。グラシェバに1度もブレークを許さないプレーを見せると、リターンゲームでは計5度のブレークに成功した。第2セットは怒涛の6ゲーム連取を見せベーグル。1時間6分で完勝し初戦突破を決めた。 最後にガウフは「今日は良いプレーができたと思う。サーブも良かった。この大会でこれ以上のスタートは望めないから、1週間、2週間と少しづつ調子をあげていきたい。先週から今週にかけて、自分のプレーを見つけることができたと思う。今日は自信を持って臨めた。練習のやり方から、スコアに関係なく自分のプレーを見つけられると思っていた。あとは実行あるのみね」とコメントしている。 2回戦では世界ランク99位のT・マリア(ドイツ)と対戦する。マリアは1回戦で同158位のS・シエラ(アルゼンチン)をストレートで下しての勝ち上がり。 同日には第7シードのジェン・チンウェン(中国)、第14シードのM・キーズ(アメリカ)、第8シードのB・クレチコバ(チェコ)、第26シードのP・バドサ(スペイン)、第27シードのE・スイトリナ(ウクライナ)らが初戦突破している。