超特急、謎のイベント『AwA踊り大会』開催。シャボン玉の中で8号車と見せた圧巻のパフォーマンス
2024年3月には、ユニバーサルミュージックと連結し、着々と活動の幅を広げている9人組メインダンサー&バックボーカルグループ、超特急。そんな彼らが、21stシングル『AwA AwA』の発売日である11月6日(水)に、8号車(超特急ファンの呼称)と一緒に『超特急×8号車 史上初のAwA踊り大会』を開催した。 【写真13枚】新衣装がかわいい超特急 開催日時や場所の告知がイベントの約1週間前かつ開催は平日の夜、しかも詳細の多くは謎に包まれていたにもかかわらず、たくさんの応募が殺到。抽選で選ばれた5000人が国際交流ゾーンプラザ広場に集い、AwA踊りエリアと2階立見エリアに分かれて中央に設置されたやぐらを囲んだ。
謎に包まれたイベントがスタート
場内には開演前から「AwA AwA」が流れ、ウォーミングアップとばかりに踊っている8号車もチラホラ。ペンライトを片手に2、3本ずつ構えた状態で音に乗る姿には、「さすが日頃からペンラ芸で話題になるだけある」と感心せずにはいられない。開演時間が近づくにつれて、次第にペンライトが煌めき出し、薄暗くなってきた会場をカラフルな光が彩った。 開演時刻になると、「AwA AwA」の衣装に身を包んだメンバーが登場。クールな表情でポジションにつき、パフォーマンスが始まるかと思えば、なんとリョウガがMCを始めた。予期せぬ出来事に、タクヤも「俺もすごい決めてたんだけどな(笑)」とひと言。メンバーの意表を突いたリョウガは「残念でした。しゃべりスタートです」とおちゃらけながらも「ケガのないようにだけね。そこだけ気をつけながら全力で楽しんでいきたいと」と8号車を気遣っていた。 「なんでド頭にMCしてんだよ」「パーッって行きたかったよ」とメンバーからツッコまれ、「じゃあ、もう一回行く?」と楽屋へ戻ろうとするリョウガ。カイも「まぁ、でもリーダーが行くなら」と便乗し、稜海(リョウガ・カイ)のチームワークで会場を沸かせる。 気を取り直して再びポジションにつくと、リョウガのコールにより「ジュブナイラー」へ。1曲目だというのに、9人の表情筋は今日も絶好調。クルクルと表情を変えながら、超特急ならではの色を魅せていく。8号車のコールもハツラツと響き、すでにメンバーと8号車の一体感は抜群だ。 続く「My Buddy」のイントロが流れると会場には歓声が。タクヤは「横浜にお越しの皆様、一緒にやってくださーい。AwA AwA!AwA AwA! リリース日です、おめでとう!」とオーディエンスを煽り、さらなる熱を生み出す。せぶいれ(タカシ・シューヤ)のボーカルもコンディションがバッチリで、音源のような安定感とライブならではのエネルギーに満ちていた。タカシがたっぷりとニュアンスをつけて歌い上げたかと思えば、シューヤは優しい視線を落としながらファンへ歌いかける。 どちらの楽曲でも印象的だったのは、パフォーマンスがグルッと8号車に囲まれる環境を活かしたものにアレンジされていたことだ。フォーメーションの正面を前後で変えてみたり、円形になってみたり。はたまた、ハイタッチのように手を重ねる振りでは、左右ではなくて前へ腕を伸ばしてみたり。「どの方向から観ても楽しんでもらいたい」という超特急の心意気が、まぶしいほどに伝わってきた。