超特急、謎のイベント『AwA踊り大会』開催。シャボン玉の中で8号車と見せた圧巻のパフォーマンス
5000人の8号車と「AwA踊り」
「AwA AwA」のサビをアレンジして作られた「AwAAwA音頭」に合わせて踊る実践型の練習を挟み、いよいよ本番へ。安全面を考慮して8号車はその場で踊るスタイルとなったものの、ステージでは実際の盆踊りのようにメンバーが踊りながら円を描く。陽の落ちた会場で振りと一緒に揺れるペンライトは華やかで、9人の動きに合わせて心地よい光の波を作り出していた。 ついに、イベントもラストスパート。「AwA AwA」の披露に向けて、シューヤが「ハッハッハ」と声出しを始め、「おおおおお!」と盛り上がる8号車。なんの気なしにシューヤが「けっこう冷めちゃったからね」と口走ると、「温まっただろ、お前」「何言ってんだよ」と、ここぞとばかりにメンバーがツッコミを入れてく。ここまで控えめだったハルも「どういうことだよ!」と飛び出し、怪獣の本領を発揮。とはいえ、そこから進展はなく、「何も生まれなかった」笑いでほのぼのと決着がついた。 機を熟して迎えた「AwA AwA」のパフォーマンスは、圧巻のクオリティだった。今年の4月から8月にかけて行われた『BULLET TRAIN Spring tour 2024「Rail is Beautiful」』により、ダンスも歌も一段と磨きがかかり、表現力の幅が増幅。それでいて、超特急を語る上でキーとなる単純な楽しさだって健在だ。ラストのサビでは、空に向けて大量のシャボン玉が放出。澄んだ夜空に、超特急からのエールと幻想的な泡が弾けたのだった。
文=坂井彩花 編集=梅山織愛